CASE · 医療事務

医療現場におけるFAX自動仕分け:
1枚3分の作業を4秒に短縮した事例

1枚 3分4秒

病院やクリニックでは、届いたFAXを人が見て・探して・貼り付ける作業が毎日続きます。ある医療系の複数拠点で、この仕分けを仕組みにした結果の要点をまとめます。

複合機と書類が並ぶ、静かな事務デスク

1枚あたり 約3分

約4秒

平日1日 約100件・約5時間分

ほぼゼロ

取り違えが時々

ゼロを目指せる

1. 現場で起きていたこと

FAXの到着後、スタッフが紙を取りに行き、宛先を確認し、基幹システムで対象者を探してスキャン・添付する——という手順が続いていました。

1枚あたりおおよそ3分。ある拠点では、届くFAXとスキャンが平日1日およそ100件あり、それだけで約5時間分になります。特別な作業ではなく、毎日の定常業務として積み上がっていました。

2. 仕組みにした流れ

1
FAX(PDF)の到着を自動で検知する
2
AIが中身を読み、対象者名・書類の種類を判別する
3
1通に複数名が混ざっていれば分割する
4
名簿と照合して、担当へ通知する

※ 事例の特性上、企業名および接続情報は一般化して記載しております。

人がやっていた「見て、探して、仕分けて、渡す」を、次の流れに置き換えました。

3. 数字で見た変化

処理時間はおおよそ99%削減しました。広告DMなどはスキップし、必要な通知だけが届くようにしています。

翌日まで気づかない放置も、即時通知によって減らせます。

4. 現場がやらなくてよいこと

スタッフ側の操作は増やしません。FAXが届いたら通知が来る状態をゴールにしています。

特別な高額サーバーを前提にせず、いまの受信環境とPCを活かす設計です。名簿との照合や通知先の設定は、現場の運用に合わせて調整します。

5. 仕組みにする前に決めておくこと

誰に知らせるか

書類の種類や対象者ごとに、どの担当者のチャットに知らせるかを決めます。担当の一覧(名簿)を1つにまとめておくと、担当が入れ替わったときも一覧を直すだけで済みます。

どこに残すか

保存先のフォルダを、月ごと・書類の種類ごと・対象者ごとなど、あとで探すときの手がかりに合わせて分けます。紙の原本をいつまで、どこに保管するかも、あわせて決めておきます。

判別できなかったFAXの扱い

宛先が読み取れないものや、どの書類か分からないものは、担当者が確認する場所にまとめます。広告のFAXは、通知しない扱いにできます。

FAXを読み取る技術よりも先に、「誰に知らせて、どこに残すか」を決めておくことが大切です。ここが決まっていると、導入後に迷う場面が少なくなります。

6. つまずきやすいところ

1通に複数の人の書類

1回の送信に、何人分もの書類がまとめて入っていることがあります。人ごとに分けてから、それぞれの担当に知らせます。

手書き・かすれ

手書きの追記や、かすれて読みにくいFAXがあります。自信を持って判別できないものは、担当者の確認に回します。

名前の書き方の違い

同じ人でも、送り元によって漢字や書き方が違うことがあります。名簿と照らし合わせるときの決まりを、先に決めておきます。

夜間・休日に届くFAX

担当者がいない時間に届いたものを、いつ・どのように知らせるかを決めておくと、翌朝の見落としを防げます。

件数が多い日

ある拠点では、届くFAXとスキャンが平日1日およそ100件あります。1枚ずつ人が見ていた作業を仕組みにすると、件数が多い日ほど差が大きくなります。

届くFAXは、送り元ごとに書き方や状態が違います。仕組みにする前に、扱いを決めておきたい点を挙げます。

7. よくあるご質問

いま使っている複合機を買い替える必要がありますか

必要ありません。いまの複合機で受信したまま、仕分け・通知・保存の流れを足します。

病院以外でも使えますか

使えます。士業事務所の届出や、中小企業の注文書でも、受信・判別・通知・保存の流れは同じです。

どこまでが対象ですか

届いたFAXの判別、担当者へのチャット通知、指定したフォルダへの保存が対象です。基幹システムや電子カルテへの直結は含みません。流れの詳細は「FAX自動仕分け」のページをご覧ください。

仕分けたFAXは、どこに残りますか

指定した共有フォルダに、整理して保管します。紙のまま受付に溜めていた運用を、フォルダと通知に移すイメージです。

まとめ

毎日の仕分けは、仕組みに落とせる

1枚3分 → 約4秒、1日約5時間分の仕分け → ほぼゼロという変化が見込める

混在PDFの分割など、人が見落としやすい箇所まで含めて設計する

現場操作を増やさないことが定着の条件になる

FAXや紙書類の自動仕分けについて、お気軽にご相談ください

受信件数や保管ルールを伺い、自動化可能な範囲を診断いたします。

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